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第106話 置いてけぼり

مؤلف: 雨音休
last update تاريخ النشر: 2026-07-10 06:03:04

 日曜日の昼間だった

 トウマとウミ、ベルフラウはのんびりと釣りをしている。 ノーファン村の山の上流。大きな岩に三人で腰掛けて川に釣り糸を垂らしている。餌は道具屋で買った練り物だ。川はさやさやと流れており辺りは涼しかった。太陽の光を反射して水面がキラキラと瞬いている。ウミがるんるんと歌った。

「お魚さんお魚さん、ふんふんふーん、釣れて欲しいですよー」

「何その歌。ウミちゃん」

 ベルフラウがクスリと笑って聞く。

 ウミが口角を上げた。チャーミングな八重歯が覗く。

「お魚さんが釣れる歌なのですよ」

「じゃああたしも歌おうかしら」

「歌うです!」

 そして二人は声を合わせる。

「「お魚さんお魚さん、ふんふんふーん、釣れて欲しいですよー」」

 賑やかな女性陣だった。

 ちなみにウミの格好はラヴリー天使の水着である。着ているうちに恥ずかしくなくなったようで、今では水着姿が馴染んでいた。

:お魚さんの歌とか草。

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  • RMTサバイバー~今日の宿代を稼ぐ俺と、人助けで戦う使い魔~   第151話 給料日

    翌日。今日は給料日だった。 一週間に一度、領地からの税収の分配をトウマからもらう日である。 ウミはウキウキとしていた。(あうぅぅ、いっぱい欲しいですぅ) みんなで荷馬車の荷台に乗っていた。目指すは次の町である。乾燥した土の道路を、荷馬車がガタンゴトンと音を立てて進んでいく。オリーブやユーカリなどの硬葉樹林がところどころに背を伸ばしている。遠くではお腹のふくろに子供を入れた動物が飛び跳ねていた。ベルフラウが「カンガルーだわ」と言ってステータス画面を出す。カメラ機能で撮影をしている。晴恋も同じようにした。カンガルーの耳はウミのそれよりも長い。毛色は茶である。二本足で立つ姿は、どことなくキャルル丸に似ていた。(あうぅ、可愛いですぅ) 次の町は砂漠のど真ん中という話だった。行くのが楽しみで仕方無い。砂漠とはどんなところだろうか? トウマの話によると、ひたすらに砂地が広がっているらしい。昼は暑く、夜はとても冷えるようだ。新たな景色に胸が高鳴る。だけど、自分の水着姿で大丈夫だろうか? ちょっとだけ心配だった。 配信ドローンが外から追いかけて来ている。視聴者はいるようだが、コメントは少なかった。 荷台にあぐらをかいているトウマがステータス画面から銭袋を取り出す。そして声をかけた。「みんな、税収を分けるから、一人ずつ取りに来てくれ」「ダーリン、今回はいくらなの?」 ベルフラウが撮影をやめて振り向いた。ニコッと微笑をこぼしつつ床に座る。 トウマは口角を上げた。「もらってからのお楽しみだな」「ちょっと、いじわるしないでよ。教えなさい」 ベルフラウが四つん這いで床を進み、トウマから銭袋をもらう。ステータス画面で鑑定した。「あら、多いわね!」「私も欲しいですぅ」「僕も」「きゃるるぅっ」「俺っちももらうさ」「私もいただきます」 みんなが順番に分配をもら

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  • RMTサバイバー~今日の宿代を稼ぐ俺と、人助けで戦う使い魔~   第5話 梅おにぎり

     村の広場。 トウマたちは木製のベンチに並んで腰掛けていた。 ゲーム内は昼間であり太陽が出ている。近くにある桜の木が花々を満開に咲き誇らせていた。そよ風が吹いて、花びらがチラチラと地面を舞う。木枝が揺れる音がした。 大きめの梅おにぎりを、ウミが両手で持ってむしゃむしゃと食べている。モフモフと尻尾を振っており、ご機嫌のようだ。満面の笑みを浮かべている。 「美味しいですぅ、美味しいですぅ」「そりゃあ良かった」「ご主人様、ありがとうございます」「味わって食えよ」  梅おにぎり、200ヴァル。 道具屋で買ってきたものだった。手痛い出費である。 トウマは広場の光景を眺めた。中心には噴

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